文京区議会議員 品田ひでこホームページ
◇とやまこどもプラザこども図書館・子育て支援センター(平成25年3月~)
・富山駅前ビルのワンフロアに「こども図書館」と「子育て支援センター」が併設されていることから、親子や子どもだけでも図書館に来て学習したり、親子がイベントに参加したりして交流や体験、情報交換や相談できる場があるマルチな施設になっていました。訪れたのが平日午後でしたが、小学生や親子が利用されていました。土日や休日はたくさんの市民が利用されているとのことです。
・同じフロアに「富山市ファミリー・サポート・センター」もあり、子育て支援施設として活用されていました。
・また同じフロアに一般向けの「とやま駅南図書館」もあり、駅前という交通アクセスも良く、高齢者から幼児まで利用頻度が高い施設として見学させていただきました。
◇富山型ディサービス「このゆびとーまれ」と「このゆびとーまれ向い」
・「このゆびとーまれ」は、子どもも高齢者も、障がいのある方(子ども)も「誰でも必要なだけ利用」できる全国的に有名な富山型ディサービスです。32年間の理事長のご苦労と取組みをヒアリングしました。
・訪問時は、介護の必要な高齢者と障がい児が利用されていました。特に医療的ケアが必要なお子さんもいましたが、ケアされてニコニコと楽しく遊んでいたのが印象的で、家庭的なあたたかい雰囲気でした。
・当初は、介護者、障がい者を受け入れる施設として玄関を3つ創れと市役所の指導があったそうですが、制度の壁にぶつかっても、理事長の粘り強い利用者を大事にした姿勢で乗り越えてきたそうです。
・お向かいには、「就労継続支援B型」・「ショートステイ」の施設があり、夕方で福祉作業者からの帰ってきた利用者でにぎわっていました。親のお迎えまで過ごせる施設です。
・誰でも受け入れるという根底に「人権を守る」という理事長の信念に感動しました。
◇ 富山市立図書館本館 (平成27年8月~)◇ 富山市立ガラス美術館 (平成27年8月~)
☆資料提供は「富山市教育委員会富山図書館主査 大塚 研吾 氏」
・富山市のシンボルとして「TOYAMAキラリ」を建築家 隈研吾氏が設計しました。外観も内装も圧倒的です。
・図書館部分は2階から5階で、書架のデザインも隈研吾氏で、杉の木をふんだんに使用した斬新な空間設計です。1階は「情報コーナー」2階に「カフェ」「ミュージアムショップ」もあります。
・一般図書(開架:約8万冊)参考図書(開架:約3万冊)資料雑誌(約500誌)新聞(13紙)他28万冊の膨大な書庫を収納されています。中央図書館的な本館の機能を充分に備えています。
・閲覧席も約260席設置されていて、吹き抜けを眺められるカウンター席や壁内席、大きな閲覧席など読書や学習がゆとりある空間でできています。
・レファレンス、自動貸出機、予約図書受取室他多くの図書館サービスが用意されています。
・「知を深める図書館」のキーワードであり、「西町」という市の中心地、市電等アクセスも良く、富山市民がたくさん利用されていました。観光名所でもあり観光客も多く訪れていました。
・海外や県外からの観光客も多い「富山市立ガラス美術館」も併設されていましたので観覧して、世界に誇るガラス美術を堪能しました。
◇富山県庁
・「富山県商工労働部 地域産業振興室 スタートアップ創業支援課 課長 佐渡 洋伸 氏」による富山県の産業振興策とスタートアップ創業支援事業についてヒアリングさせて頂きました。
・富山県の人口が100万人を切ったことから深刻に受け止め、県として県内の雇用や地域産業が大きな課題となっています。
・「T-Startup」事業が令和3年からスタートして、県内企業のモデルとなるスタートアップ支援のプロジェクトが進められています。東京のロフトワークという民間企業や大学との連携で、県内の起業家を上場するまで支援していく取組みです。参加企業・団体を募集して、2023年は6社を選定し支援しています。
・2年前に元県職員住宅跡地を「富山県創業支援センター」として2022年10月にオープンして、「シャアオフィース」「コワーキングスペース」「アパートメント」など創業や移住促進住宅(地域交流)の拠点の整備も行われています。
富山駅出発の「富山市内周遊バス」に乗車し、車内から「富山コンパクトシティ」を観てきました。富山駅~富山城~TOYAMAキラリ~富山大橋~富山北大橋~富岩運河環水公園~富山駅